【IATA認定ティーアドバイザー】
国際アフタヌーンティー協会は、知識および技術において適当と認めた者に対し、「ティーアドバイザー」資格を認定・授与する。
通常、IATA主催の認定試験に合格することによってティーアドバイザーの資格を与えられる。
ジュニア・ティーアドバイザーとシニア・ティーアドバイザーの2資格があり、さらに上位にはプロとしてティーアドバイザー養成講座を開催できるトップ・ティーアドバイザーという最上級資格がある。
【受験資格】
●ジュニア・ティーアドバイザーの受験資格
ジュニア・ティーアドバイザーの受験資格は次の各項のいずれかを満たすものとする。
- 紅茶を提供する飲食店において3000時間以上の勤務経験を有する者
- IATA主催の紅茶講習会に12回以上出席した者
- IATA理事会において理事長または2名以上の理事が受験資格と同等の知識および技術を有すると認めた者
※参考…3000時間とは、一日8時間、週5日の勤務であれば約1年半。一日5時間、週4日の勤務であれば約3年。
●シニア・ティーアドバイザーの受験資格
シニア・ティーアドバイザーの受験資格は次の各項のいずれかを満たすものとする。
- ジュニア・ティーアドバイザー資格を取得後、IATA主催の紅茶講習会に36回以上出席した者
- ジュニア・ティーアドバイザー資格を取得後、紅茶を提供する飲食店において6000時間以上の勤務経験を有する者
- ジュニア・ティーアドバイザー資格を有し、IATA理事会において理事長または2名以上の理事が受験資格と同等の知識および技術を有すると認めた者
【試験内容】
ジュニア・ティーアドバイザーとシニア・ティーアドバイザーのいずれも、アフタヌーンティーの習慣に関する設問、紅茶全般に関する設問、IATA推奨の紅茶作法に関する設問などが出題される。いずれも8割以上の得点で合格となる。
シニア試験では実技試験も課される。
【試験場】
認定試験は各地の紅茶教室でおこなうが、IATA本部の置かれている都市(2019年現在は新潟市)で受験するのが通常である。
【合否通知】
試験の合否は、電子メールで送付される。合格者には希望により認定証が発行される(有料)。
【資格の期限】
資格の期限は1年ごとの更新制であり、IATA認定の紅茶講座またはアフタヌーンティー講座を期限内に受講することで自動更新される。最後に受講した日から1年間が有効期限である。
【その他】
ティーアドバイザー資格を有する者が勤務する飲食店は、「IATA認定ティーアドバイザーのいる店」との文言を広告やウェブサイトで使用することができる。
【IATA加盟店とは】
適切な方法でいれた紅茶を提供している飲食店であれば、規模や所在地、国籍を問わず、IATAの加盟店となることができる。
会費は月5000円で、一年分(6万円)の一括納入を原則とする。
加盟店は、各国のIATA支部が運営するウェブサイトに掲載され、「IATA推薦の店」として、また「安全でおいしい本格紅茶の店」として紹介される。
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